ManaJin NHK高校講座

大学生基礎学力を培う

ManaJin。漢字にするならば「学人」です。
私たちはYuJin(遊人)が多くなっている大学生にやはり「学ぶ人」であってほしいと願っています。大学時代を「消費」とみるか、あるいは「生産」とみるか、「投資」とみるか。実はこの選択1つで将来の自分の姿、夢の形は大きく変わってきてしまうのです。大学の4年間が「生産」であり「投資」であるように。ManaJinはそのお手伝いをします。

大学初年次教育での活用

今、大学には「教育力」が求められています。もっとつきつめて言えば、それは「学士力」とも呼ばれているもので、かつてこうした要望は文部科学省から大学に求められることはありませんでした。
大学進学率は50%を超え(短大を含む、2011年)、大学ユニバーサル化はますます加速しています。
では、大学進学者の全てが大学で学ぶ力を備えているかというと、そうではありません。

分数の四則計算ができない、漢字が書けないなど、初等・中等教育で学びきれないものを補講する必要が生じています。
初年次教育ではまず「学び方」を学ぶことが第一です。さらに、大学教育を受ける基礎能力を養うことも重要でしょう。
「ManaJin」はこうした大学のニーズにお応えできるものです。

エクステンションセンターでの活用

ここに2つのファクターがあります。1つは多くの大学がエクステンションセンター(生涯学習、継続学習など呼び方はさまざまですが)を持ち、そこで公開講座を数多く用意しているということ。 もう1つのファクターは、大学入学者のうち、AO入試を含む推薦入学者が50%を超えているという事実です。

この2つをブレンディングしてみます。するとそこには、大学で学ぶための基礎力を養うという【大学準備教育】の姿が浮かび上がってきます。つまり、入学してから行う初年次教育の学習を先取りするということです。大学によっては、その学習を単位の先取りとして認めるところが出てくるはずです。「ManaJin」はもう1つの利用法といえるでしょう。